2008年6月24日火曜日

老舗旅館でキックオフ

旅行代を稼ぐぞ!!と意気込み、2週間前に始めた試合の会場は京都、貴船の老舗旅館。ドラマのような厳しい調理場の洗い場が僕のポジションです。


ピーーー!!

試合開始のホイッスルが鳴りました。
旅館の番頭さんに、僕の指導役である長谷川さん(60)を紹介されて挨拶をすませ、クリーニングのかかった白い調理服に袖を通します。
まずは、長谷川さん(60)に調理場の仕事の流れを教わります。なるほどなるほど。。そのあと食洗機の使い方と、洗った食器を返す棚の位置といった基本的なことをレクチャーしてもらいました。

試合開始1時間後、僕は少しずつ仕事を覚え始め、徐々に緊張もほぐれてきて、順調に食器を拭いて、棚に戻していきます。

試合は順調に進んでいくかと思い始めた、試合開始から2時間後のことでした。事件は起こったのです。
拭いた食器を、奥の棚にしまいに行き戻ってくると、僕の指導役である長谷川さん(60)がキレた板長にどつかれていたのです!「おい!おっさん!!雇われているだけ良いと思えよ!!」
えぇぇ・・・なんじゃこりゃぁぁ・・・。 意味がわからんまま、焦り、びびり、少し漏らしながら、

ファーーールだっ!!

僕はそう心の中で強く強く叫びました。しかし、どういうわけか審判は笛を吹きません。 僕は理場という名のフィールドを見渡します。

・・・!!

そのとき、僕は衝撃の事実を知ったのです。なんと運悪く、そのとき調理場の絶対的存在である女将は不在。この試合の審判は板長だったのです! 僕は洗い場という調理場のヒエラルキーの底辺、更にその下が自分ポジションだって事実を思い知らされたんです。まじかよ・・・大丈夫なのか?このバイト??!


しかし!

手元を見ると僕が持っているカードはたったの1枚!それはコミュニケーション!そう、何事もまずはやっぱりコミュニケーションからですよね。

おはようございます!!  失礼しました!!  ありがとうございます!!

僕は持ち前の強みを活かし、厳つい板長と言葉を交わし、美人女将を味方に付け、板さんともバイトさんとも何度か話すうちに結構チームメイトが増えてきました。 最近はまかないを大盛りでいただいたり、鮎の塩焼きをこっそりいただいたり。
試合は順調なペースで運んでいて、自分の居場所もできてきて、いまやとても楽しくやっています。週6で9時から22時のフルタイム労働。

板長とのコミュニケーションで度胸が付き、男手として頻繁に借り出される力仕事で筋肉も付いてきました。鏡の前に立つ自分の姿を見るのが好きになってきたというキモイ僕ですが、楽しくバイトやってます。


この夏は、稼ぐ夏

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