2008年3月21日金曜日

くぼみでの話

東京で一日フリーだった僕は、昨日友達と東京散歩をしてきた。前の夜にガイドブックを買って散々悩んで、うまそうなたい焼きを発見。僕たちはとりあえずその根津のたい焼きを目指して歩き始めた。

降り立ったのは日暮里だ。
ぶらぶらと大体の方向に歩く。面白いものがあればとりあえず立ち寄る。これが僕たちの散歩のいつものルール。昨日もそのルールは厳格に適用され散歩は始まった。

今まで行ったことのない東京だった。
東京という場所に対して僕がこれまで持っていたイメージは、先進、オシャレ、人が多い、コンクリート、満員電車、サラリーマンといった言葉の集合みたいなものでした。しかし、日暮里はその偏った東京イメージを払拭してくれる街だった。お寺、住宅、ゆったりした時間、猫、ギャラリー、そういったものがたくさん日暮里にはある。強く速い風が吹く東京の中にあって、風の吹かないくぼみのような場所だ。

東京の新しいものや驚きに肌のじりつくような憧れを抱く一方で、僕はこころの中に、ゆとりの少ないであろうその生活に、不安を感じる部分を間違いなく持っている。この日暮里という街の雰囲気には、誰にも聞こえない大声でその不安を訴える僕に、やさしく応えてくれるような安心感のようなものを感じた。

立ち止まって観察したり、路地に入ったり、いろんな面白い発見があって素敵な散歩の時間だった。

そして最大の目的であった根津のたい焼き。僕たちはついに夕方たどり着いた。評判のたい焼きはどんな味なのか??期待に胸を膨らませ店に到着した。


ああぁぁぁぁ!!!!!シャッターが閉まってる!!!!


俺たちがうろうろしてた間に売り切れて閉店したようだ。 がっくし。
悔しいのでもういちどあのたい焼きににはチャレンジだな。 次はたい焼きからスタートすると僕たちは誓い合った。

最後はサプライズで幕を閉じた、おもしろい散歩の一日でした。

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